2025年9月29日
このたび、以下の内容で、法政大学植物医科学研究センター主催 公開セミナーを開催します。ぜひご参加ください。
実施日時 | 2025年10月29日(水) 15:30〜17:15 |
場 所 | 法政大学小金井キャンパス西館 マルチメディアホール 東京都小金井市梶野町3丁目7−2 法政大学小金井キャンパス西館地下1F JR東小金井駅下車徒歩15分、京王バス・CoCoバス利用で5分程度)[地図] |
テーマ | 山梨県八ヶ岳南麓における有機・省耕起栽培の実践とその効果の評価 |
内 容 | 農作物の害虫を餌とするゴミムシ類などの地表徘徊性の土着天敵は、耕起など土壌の攪乱の影響を受けることが知られ、欧州では、穀物栽培圃場において、畝間を耕さずに雑草草生とすることによる保護効果などが示されています。しかし我が国ではこれまで、一年生作物の圃場における耕起の削減自体がほとんど実践されておらず、雑草草生と土着天敵の関係についての研究も、ほぼ果樹などの永年生作物の圃場で行われたものに限定されてきました。 山梨県北杜市で有機栽培を営む石井氏は、2020年から、畝のみを耕耘し、畝間の雑草を残す省耕起栽培(畝間不耕起栽培)を実践しています。この栽培方法は先進性・新規性が高く、今後の展開次第で様々な波及効果が期待されます。そこで本公開セミナーでは、石井氏に有機栽培や省耕起栽培を始めた経緯と実践状況に加え、現時点で見えつつある経営上の利点や課題についてご講演頂きます。 また、本学生命科学部応用植物科学科では、省耕起栽培を害虫管理の観点から評価することを目指し、2025年度から石井氏の有機・省耕起栽培の圃場において土着天敵の調査を開始しました。その途中経過と今後の計画についても、学生からの話題提供を予定しています。 |
演 者
(所属) |
石井 宏治 氏(株式会社オーガニックネットワーク 代表)
村木 智哉 氏 (法政大学生命科学部応用植物科学科 学生) |
本学教職員・学生および都道府県等で農業関連の試験研究、普及指導等を担当なさっている方など | |
参加費 | 無料(ただし、学外の方は10月20日(月)までに以下の問い合わせ先へメールで参加をお申し込みください) |
お問合せ先 | 法政大学生命科学部応用植物科学科 大井田 寛 oida(at)hosei.ac.jp ※ @は(at)に変えてあります |